毎夜、何もかもがめんどくさくなって消えていなくなりたくなるという悩み

［相談内容］

毎夜、何もかもがめんどくさくなって、消えてなくなりたくなる感情に襲われます。日中は忙しくてその感情を忘れることができるのですが、夜になると心の中の声が大きくなって、耐え難いです。

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生きるのが下手な人へ 世渡り下手だけがもつ魅力 

［和尚の回答］

お悩みの心情、よくわかるのじゃ。夜というのは、日々の喧騒が落ち着き、静寂の中で自己と向き合う時間じゃから、心の奥底に潜む感情が浮かび上がってくるものじゃ。しかし、仏教には「苦しみは心が生み出すもの」と教えておる。つまり、この世の苦しみや悩みは、我々の心の中に生じるもので、心の持ち方次第で乗り越えることができるのじゃ。

夜になって感じる「めんどくささ」や「消えてなくなりたい」という感情は、心が休息を求めているサインかもしれん。そんな時は、心を静かにする瞑想や、心地よい音楽を聴く、良い香りのお香を焚くなどして、心の安らぎを見つけることが大切じゃ。また、小さなことでもよい、日々の中で感謝できることを見つけ、それに心から感謝する習慣をつけるのも、心を穏やかにする一つの方法じゃ。

仏教では、「一切皆苦」つまり、この世は苦しみで満ちていると教えるが、それと同時に、その苦しみを超える道もまた教えている。夜の孤独や苦悩を、自己と向き合い、内なる平和を見つける貴重な時間と捉え直してみるのも一つの道じゃ。人は誰しも苦しみを乗り越える力を持っておる。その力を信じ、一歩一歩前に進むのじゃ。

この苦しみが、やがて君の心をより強く、優しく成長させる糧となることを、心から願っておるのじゃ。