迷惑系YouTuberと炎上系インフルエンサーへの複雑な感情

［相談内容］

迷惑系YouTuberや炎上系インフルエンサーについて、世の中の多くの人が好ましく思っていないことはわかっています。自分も、彼らの行為を見るたびに眉をひそめてしまいます。しかし、「見なければいい」と自分に言い聞かせても、ニュースなどで彼らが取り上げられていると、なぜかつい見てしまうのです。この不思議な感情に戸惑っています。

［和尚の回答］

迷惑系YouTuberや炎上系インフルエンサーに心を動かされ、その行動について複雑な感情を抱くのじゃな、とても人間らしいことじゃ。見るべきでないとわかっていても、つい目が向いてしまう。この心理は、仏教において「煩悩」として知られておる。煩悩とは、人の心に生じるさまざまな迷いや欲求のことを指すのじゃ。

しかし、仏教の教えには、このような煩悩に対処する方法がある。それは「正念」を持つことじゃ。正念とは、今この瞬間に起こっていることに意識を向け、自分の心や感情を客観的に観察することを意味する。迷惑をかける人々について報じられるニュースを見るときも、その瞬間に自分の心がどのように動いているかを観察し、なぜその内容に引き込まれるのかを冷静に考えてみるのじゃ。

また、仏教では「放下」の精神も重要視される。これは、執着から離れ、心を自由にすることじゃ。迷惑系YouTuberや炎上系インフルエンサーの行動に対する執着を手放し、もっと心に平和をもたらす内容に焦点を当てるのじゃ。たとえば、自分の成長に役立つ情報や、心が和むコンテンツを意識的に選んで見るようにするのじゃ。

心が不思議な感情に惑わされることは、人として自然なこと。しかし、その感情に流されず、心をコントロールすることができれば、より穏やかで充実した日々を送ることができるようになるのじゃ。