部屋を片付けられない人のブログ

上手に怒れなくて後悔しているという悩み

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[相談内容]

怒るべきときに怒れませんでした。

一ヶ月ほど前、取引をしていた人と仕事の件で言い合いになり、地方出身者だと揶揄されました。結局、その人とは別の問題で関係が決裂しましたが、あとから考えるとその時に非礼を咎めるべきだったと後悔しています。そのような非礼な人との関係が決裂したのは必然だったかもしれませんが、トラブルは避けたかったです。今になって、上手に怒ることの大切さを感じています。

[和尚の回答]

まず自分の感情を正しく理解し、それを言葉にする智慧が必要じゃ。相手に対する思いやりを忘れず、対話を通じて理解し合うことを目指すのじゃ。

なるほど、相手の非礼に対して適切に対処することができなかったことで、心にわだかまりを感じておるのじゃな。仏教では、怒りという感情もまた、無明から生じる煩悩の一つとされておる。しかし、それを適切に表現し、解決に導くことは、人間関係を健全に保つ上で大切なことじゃ。

上手に怒るとは、感情に流されず、事の本質を冷静に伝えることじゃ。相手を傷つけることなく、自分の感じた不快感や不公平感を適切に表現する。これには、まず自分の感情を正しく理解し、それを言葉にする智慧が必要じゃ。相手に対する思いやりを忘れず、対話を通じて理解し合うことを目指すのじゃ。

また、相手の言動に対して怒りを感じた時、その怒りの根源に目を向けることも重要じゃ。なぜその言葉が自分を傷つけたのか、その背後にある自分自身の価値観やプライドに気づくことができれば、自己理解も深まるであろう。

決裂した関係については、そのような人との関係が終わったことは、ある意味で自らの精神的成長に繋がる必然の過程であったとも考えられるのじゃ。それを経験として受け止め、今後は自分の感情を適切に伝える方法を見つけることが大切じゃ。

トラブルは避けたいとの思いは理解できるが、人生においては避けられないこともある。その際には、怒りを適切に表現し、問題解決に努めることで、より強く、賢くなることができるのじゃ。

結局のところ、上手に怒ることは、自分と他者を尊重する上での重要な技術なのじゃ。自己表現と自己成長のために、この技術を磨いていくことをお勧めするのじゃ。

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