貝のようになりたい：SNSの世界と内面の葛藤

時々、私は海の底で貝になりたいと願います。この願望は、特にSNSの世界を見ているときに強く感じます。

静かで平和な海の底で、貝のように静かに、誰にも邪魔されずにいたいという願望。これは、日常の喧騒やストレスから逃れ、単純で平和な生活を望む心理の表れです。貝のように、外界の騒音から隔絶された安らぎの中で、自分だけの時間を過ごしたいという願いがあります。

SNSを見ていると、まるで蜂の巣をつついたような状態になっていることにうんざりします。無数の意見、議論、衝突が絶え間なく起こり、時には過剰なほどの情報や感情が渦巻いています。このような環境は、精神的に圧倒されることがあります。

それでもなぜか、私はブログを書いてしまいます。この行為は、貝になりたいという願いとは対照的なように思えます。自分自身の声を世界に発信し、外界とコミュニケーションを取ることは、内向的な願望とは矛盾しているように見えます。

この矛盾とその底にある欲求は何なのでしょうか？恐らく、これは静けさの中でも外界との繋がりを求める、複雑な心理の現れです。自己表現の欲求と、静寂との中間点を見つけようとしているのかもしれません。また、内面の思考や感情を整理し、共感や理解を求める手段としてブログを書くことが、自分にとって重要だと感じています。

貝になりたいという願いと、ブログを書く行為の矛盾は、私たちの複雑な内面を映し出しています。これは、静寂の中での内省と外界との繋がりのバランスを模索している証かもしれません。自己との対話を通じて、この内面の葛藤を理解し、受け入れていくことが大切です。