人生のある段階で「友だちが欲しい」と感じることは、誰にでもある感情です。特に、私のような中高年の男性にとって、友だちという存在は複雑なものになりがちです。
私にとっての友だちとは、単なる知り合いや同僚を超えた存在です。友だちは、利害の一致を超えた関係であり、互いの存在がお互いにとってプラスになる関係だと思っています。
友だちとは、物事に対して同じレイヤーで話ができる人たちです。趣味や価値観が似ていることはもちろん、考え方や世界観が共有できる関係性を重視します。そういった共通点があると、自然と会話も弾みます。
また、それができないときに適度な距離をおける関係でもあります。常に一緒にいる必要はなく、時には互いに独立した時間や空間を尊重しあえる関係が理想です。
最も大切なのは、離れていてもまた一緒にいたいと思える関係であることです。一時的な利害関係や状況に左右されない、長く続く信頼関係を築ける人こそ、真の友だちだと私は考えます。
友だちとは、ただの遊び仲間や知り合い以上の、深い絆を共有できる人たちです。互いに尊重し合い、共に成長できる関係。それが私にとっての友だちの理想像です。人生の旅路でそんな友だちに出会えたとき、その関係を大切にしたいと思います。
個人的には、自分は友だちが少ないと感じています。最近読んだネットニュースで取り上げられていた「友達は妻だけオジサン」に、ある程度当てはまる自分を見つけ、少し納得しました(参照:東洋経済オンライン)。生物学的にも、男性が友だちを少なくする傾向にあるという話は、理解できる面があります。
時には他人と繋がりたいという欲求を強く自覚することもあります。しかし、その一方で人付き合いがややこしいと感じることも少なくありません。特に中高年になると、新たな友達を作ることにはさらなる障壁があるように思います。
人間関係は難しく、特に中高年になると友だちを作ることは複雑な問題です。自分自身の内面と向き合いながら、これからどのように人間関係を築いていくか、考える必要があります。友だちとの関係は、時にはシンプルでありながらも深い意味を持つものです。