手帳を新調しました。今年の相棒は 高橋書店の「リベル インデックス」。シンプルなデザインで書きやすく、余計な装飾がないのが気に入りました。手帳を使うときに大事にしているのは、「スケジュールをこね回す」こと。ただ予定を書くだけじゃなく、あれこれ考えながら整理し、柔軟に対応できるようにするためのツールとして活用しています。
ただ、現代のスケジュール管理は Googleカレンダーなしでは成り立たない のも事実。ふと思ったのは、手帳とGoogleカレンダーの違いって何なのか? ということ。これを考えてみると、両者は役割がまったく違うことに気づきました。
手帳とGoogleカレンダーをどう使い分けるか?ここがスケジュール管理の鍵になります。
この違いを意識すると、スケジュール管理がぐっと楽になります。詳しく見ていきましょう。
手帳を使うとき、単に予定を書くだけではありません。そこには、考えたり、調整したり、計画を試行錯誤するプロセス が入っています。
例えば、映画『フリーダム・ライターズ』では、主人公のエリン・グルーウェルが生徒たちのために次々と計画を立て、手帳に書き込みながら授業のアイデアを練っていましたよね。ただのスケジュール管理ではなく、「より良いものを作るための思考の場」としての手帳 を活用していたのが印象的でした。
つまり、手帳は 「未来を設計するためのツール」 なんです。
一方で、Googleカレンダーは 「決まった予定を管理し、共有するツール」 です。
これがデジタルの強みですよね。紙の手帳では通知してくれないし、他の人とリアルタイムで共有することは難しい。でもGoogleカレンダーなら、「確定した情報を、スムーズに管理・活用できる」。
だから、手帳のように予定をこね回すことには向いていないけれど、「確定した情報の保存庫」としては最強 なのです。
それぞれの役割を理解した上で、どのように使い分けるか?具体的な運用法を考えてみました。
まず、週初めに 手帳を開いてスケジュールを整理する時間 を確保します。
予定を書きながら考える
タスクの優先順位を決める
時間の使い方をシミュレーションする
例えば、ある一週間の予定をざっと書き出した後に、「水曜日は会議が多いから、木曜日は集中作業にしよう」と調整する。こういう調整をデジタルツールでやるのは少し手間なので、手帳が向いています。
手帳で整理した予定の中で、確実に実行するものだけをGoogleカレンダーに登録 します。
会議や打ち合わせの時間をGoogleカレンダーに入れる
リマインダーを設定して、忘れないようにする
移動時間や資料準備など、必要な情報をメモする
つまり、手帳で考えたことをGoogleカレンダーで実行する という流れを作るわけです。
手帳だけだと、リマインダー機能や共有ができないので、忙しくなると抜け落ちる可能性がある。でも、Googleカレンダーだけだと、予定を練る時間が取れず、ただ機械的に埋めていくだけになる。
だから、「手帳でこね回し、Googleカレンダーで実行する」 という二段構えのスタイルが理想的。
映画『ミリオンダラー・ベイビー』で、フランキー(クリント・イーストウッド)がヒロインのマギーを育てるときも、最初は彼女の才能を見極め、考えながらトレーニングメニューを組み立てていました。それが「こね回す」プロセス。そして、一度決めたメニューは徹底的に実行する。まさに、「手帳 × Googleカレンダー」の使い方と同じ なのではないかと思います。
手帳 → 予定を「こね回す」、アイデアを練る、調整する
Googleカレンダー → 確定した予定を管理・共有する
この2つをうまく使いこなせば、スケジュール管理が一段階レベルアップします。手帳を使うことで「時間をデザインする感覚」が身につき、Googleカレンダーを使うことで「確実に実行する習慣」ができる。
あなたは、手帳とデジタルツール、どんな風に使い分けていますか?
今年こそ、最強のスケジュール管理術を作り上げていきましょう!