以前、「M1 MacBook Airを4年以上使い続けた」という記事を書いた。2025年5月のことだ。あれから約1年。状況が少し変わったので、続編を書いておこうと思う。
変わったこと、というのは「新しいM1 MacBook Airに買い替えた」ということだ。新しいチップへの乗り換えではない。あくまでM1のまま、スペックを上げて買い直した。正確に言うと、2025年9月にM1・メモリ16GB・ストレージ512GBのモデルを購入した。前のモデルは同じM1の16GB/256GBだったから、変わったのはストレージだけだ。それでも、だいぶ違う。
前回の記事で書いた一番の不満が、256GBというストレージの狭さだった。外付けSSDを使いながら何とかやっていたけれど、やはりローカルにデータを置けない不便さは積み重なる。動画データ、Illustratorのファイル、写真の書き出し——気を抜くとすぐにストレージが埋まってしまって、そのたびに整理が発生する。
だったら上位チップに乗り換えれば?という話なのだが、自分の使い方を冷静に振り返ると、処理能力の不満はほとんどなかった。M1チップは今も十分に速い。Web閲覧、ブログ執筆、軽い画像・動画編集、これが主な用途であれば、M1でまったく困っていなかった。困っていたのはストレージだけ。だから、「同じM1で512GBのものを探す」という選択をした。
何よりもコスト面を考えた選択だった。
中古品で約8万円。ヤフオクでのリセールが6-7万円というのを考えたら、1万円ちょっとでアップグレードできるという合理性。
それにしても、購入金額と経年を考えたらものすごいリセールバリューだ。
ストレージが倍になって、一番感じたのは「気を使わなくていい」という解放感だ。以前は常にストレージの残量を意識していた。何かファイルを保存するたびに「今いくつ空きがあるか」を確認して、余裕がなければ整理して、という作業が伴っていた。それがなくなった。
一方で変わらなかったのは、速度感と静音性と、あのバッテリー持ちの感覚だ。M1チップの体験として自分が気に入っていた部分——ファンが回らない静けさ、電源につないでいなくてもそれなりに使えるバッテリー——は、当然ながらそのままだった。機械としての「感触」は、前のモデルと何も変わらない。当たり前だが、それが安心でもあった。
|
Amazon Anker 547 USB-C ハブ(Thunderbolt 4対応・7-in-2) Thunderbolt 4×2ポート、USB-A、SDカードスロット搭載。100W PD対応。MacBook Airのポート不足を一気に解消する定番ハブ。 |
Amazon MacBook Pro/Air 13インチ用 スリーブケース(マグネット開閉・超薄型) 超薄型・軽量・防水仕様。マグネット開閉で取り出しやすく、大切なMacBookをキズから守る。持ち歩きが多い人に。 |
Amazon Samsung T7 ポータブルSSD 1TB 最大1,050MB/sの高速転送。USB 3.2 Gen 2対応。コンパクトで持ち運びやすく、256GB時代のストレージ不足を完全解消。 |
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
その後、MacBook Neoが登場した。A18プロセッサ搭載で、数字のうえでは確かに新しい。スペックを見て「すごいな」とは思った。でも、乗り換えようとは思わなかった。
理由のひとつが、メモリだ。MacBook Neoは8GB RAM。対して、自分が使っているM1 MacBook Airは16GB。チップの世代では向こうが新しいが、メモリの量ではこちらが上だ。地味だけど、これは実感としてアドバンテージだと思っている。
Macのメモリはユニファイドメモリといって、CPU・GPU・ニューラルエンジンが共有して使う仕組みだ。つまりメモリが少ないと、処理の速さだけでなく、同時に動かせるアプリの数や、複数タブを開いたときの快適さにも影響する。A18がどれだけ速くても、メモリが8GBではブラウザのタブを10枚以上開いた状態で他のアプリも動かすと、どこかで圧迫感が出てくることがある——M1 16GBを使ってきた身としては、そこが正直気になった。
A18は確かに優秀なチップだと思う。処理速度やAI演算のベンチマークは上だろう。でも、「速いチップで8GB」と「旧チップで16GB」のどちらが自分の使い方に合っているか、と考えたとき、今は後者のほうが実態に近いと感じている。数字の新しさより、使う局面での余裕を優先したい、というだけの話だ。
これは自分の性格の話でもあるかもしれない。新しいものが出るたびに「そろそろ乗り換えどきか」と考えるのが普通の感覚だと思う。でも、手元にあるものが今も機能しているとき、「なぜ替えるのか」を自問してみると、答えが「新しいから」以外に出てこないことがある。
道具の価値は「今の自分の課題を解決できるか」にある。MacBook Neoが提供するスペックが、今の自分の課題に対して有効な答えかどうかを考えると、現状ではノーだと思っている。それが変わったとき——たとえば動画編集の規模が大きくなったり、AI処理を本格的に扱うようになったりしたとき——に初めて真剣に検討するのだと思う。(さらに、それを真剣に考えたら、Neoはメモリが大きなボトルネックになる気がする)
2026年5月現在、M1 MacBook Air(16GB/512GB)は快適に動いている。前回記事で書いた不満——ストレージの狭さ——は解消した。バッテリーは新品ではないものの、中古良品なので、また長く持つようになった。特別な不満はない。
「最新スペックでなければ気が済まない」という感覚が自分にはあまりない。使っていて困らなければそれでいい、という考え方は、あながちケチな話ではなく、道具と適切な距離感を保つということでもあると思っている。M1チップは2026年においても、ライトな作業(といっても、軽い4K動画編集)では十分すぎるくらい機能する。タスクの積み重ねさえしなければ必要にして充分。それが正直な実感だ。
新しいMacBookに乗り換えるかどうかをいま迷っている人には、「自分が実際に何に困っているか」を先に確認することをおすすめしたい——そうしていこうと思っているし、自分もそうしてきた。困っていないなら、急ぐ理由はないかもしれない。
|
Amazon Anker 547 USB-C ハブ(Thunderbolt 4対応・7-in-2) Thunderbolt 4×2ポート、USB-A、SDカードスロット搭載。100W PD対応。MacBook Airのポート不足を一気に解消する定番ハブ。 |
Amazon MacBook Pro/Air 13インチ用 スリーブケース(マグネット開閉・超薄型) 超薄型・軽量・防水仕様。マグネット開閉で取り出しやすく、大切なMacBookをキズから守る。持ち歩きが多い人に。 |
Amazon Samsung T7 ポータブルSSD 1TB 最大1,050MB/sの高速転送。USB 3.2 Gen 2対応。コンパクトで持ち運びやすく、256GB時代のストレージ不足を完全解消。 |
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
