たかが電卓、されど電卓。
百貨店でアート作品販売のコーディネートをしているという仕事の関係上、現場で電卓を使うことが多いのですが、現場に転がっている電卓の中で、シャープの電卓を使いやすいと感じることに気が付きました。
なぜ使いやすく感じるのか不思議に思って色々と調べてみると、電卓にはシャープ配列とカシオ配列というものがあり、それぞれ特徴があり、熱心なファンもいる事を知りました。
シャープ配列とカシオ配列の大きな違いは
・数字キーがしっかりと分離されているかいないか。
・C ACキーが右側か?左側か?
・0キーが左にズレている
シャープ配列はパソコンのテンキーに似た、数字の部分と計算キーやC・ ACキーの部分がしっかりと分離した配列になっています。
またそれぞれのキー群が明確に分離しているレイアウトが多く、打ち間違えが起こりにくいい設計になっているといえるでしょう。
また比較的見慣れているパソコンのテンキーと似ているおかげで、初めて使う人でも見慣れたレイアウトだと感じる人が多いのではないかと思います。
これは比較的練度の低い使い手でもミスが少なく、また右手で打っても左で打っても使い勝手に大きな差がない配列であると言えると思います。
向いているシーンとしては、イベントや店頭などで様々な体勢で短い計算をするのに向いていると言えるでしょう。
カシオ配列の特徴はC・ CAキーが左側に配置され、0キーの位置が左にズレているのが大きな特徴です。
この配列だと左手の小指でC・ ACや0キーを打鍵するのが便利と言えるレイアウトであり、逆に右手で打鍵しようと思うと、入り組んだレイアウトに迷いが生じてくるのではないかと思います.
カシオ配列が強みを発揮するのはじっくりと腰を据えて、右手で帳簿などをつけながら左手で計算をするようなシーンだといえるでしょう。
また打鍵することの多いC・ CAキーや0キーが小指で押す設計は、慣れるまでには時間がかかると思いますが、慣れてしまえば非常に効率的に打鍵することが可能ではないでしょうか。
・じっくりと腰を据えて計算をする人
・事務所などで大量に計算をする人
上記のような使い方をする方には、カシオ配列が向いているのだと思います。
簡単に言うととっつきやすく、小規模な計算を何度もするシーンが多いのであればシャープ製の電卓。卓上でしっかりと腰を据えて使い込んでいくのに向いているカシオ配列の電卓。
というように、それぞれ特徴があると思います。
これらの特徴を踏まえた上で電卓をしっかりと選んでみてはいかがでしょうか
ちなみに私の電卓の主な使い道はイベントなどで細かい計算をすることが多く、また PC のテンキーに慣れ親しんでいるということもありシャープ製の電卓を愛用しています。