先日、「毎日歩く私が、わずか1kmの『走る直前のスピード』で深い疲れが一発解消した話」という記事を書きました。あの時見つけた「早歩きの限界」と「ジョグ」のちょうど中間くらいのスピード、いわゆる「スロージョグ」を、あれからおよそ1ヶ月ほど続けています。
正直、こんなに続くとは自分でも思っていませんでした。今日はその1ヶ月間で感じた変化を、できるだけ正直に書き留めておこうと思います。
三日坊主で終わらなかった一番の理由は、時間の短さだと思っています。朝、家を出てから戻ってくるまで、だいたい10分強。着替えて、走って、シャワーを浴びる前の一連の流れに、ほとんど負担を感じません。
これがもし30分・1時間のランニングだったら、おそらく1週間も持たなかっただろうと思います。「今日はいいか」という日が積み重なって、いつの間にかやらなくなる。過去に何度も経験してきたパターンです。10分という短さは、意志の弱さを言い訳にする隙を与えてくれなかったのだと思います。
スロージョグのスピードは、正直に言うとかなり遅いです。早歩きの人にたぶん抜かれるくらいのペースで、傍から見たら「それ、走ってるの?」と笑われてしまうかもしれません。実際、最初は自分でも少し恥ずかしさがありました。
ただ1ヶ月続けてみて、このスピードにこそ意味があったのだと感じています。息が上がらない、心拍数が跳ね上がらない、翌日に疲れが残らない。この「ちょうどいい負荷」だからこそ、毎日という頻度で積み重ねることができたのだと思います。見た目の恰好よさより、続けられるかどうかのほうが、結局は大事なのだろうと今は思っています。
一番わかりやすかった変化は、朝の目覚めです。以前は布団から出た後もしばらく頭がどんよりしていて、体が重たい感覚が抜けませんでした。スロージョグを走った後は、その「どんより」が明らかに薄くなっています。
もちろん毎日100%スッキリするわけではありませんが、以前と比べれば頻度も程度もかなり軽くなっていると感じます。走ることで血の巡りが良くなっているのか、単純に体を動かしたことで脳のスイッチが入るのか、正確な理由はわかりません。ただ結果として、朝の立ち上がりが楽になったことだけは確かだと思っています。
これは朝の変化ほどはっきりしたものではないのですが、日中に感じていた「なんとなくの気だるさ」も、以前より減ってきているような気がしています。
仕事の合間にどっと疲れが押し寄せてくる感覚が、以前より少ない。あくまで「気がする」というレベルの話で、数値で示せるものではありませんが、体感としては確かにあります。この曖昧さも含めて、正直に書いておきたいと思います。
これは完全に予想外の出来事でした。ある休日、中学2年生の娘と一緒に近所を1.5kmほど走る機会があったのですが、なんと私のほうが先にゴールしてしまったのです。
娘は運動部に所属しているわけではないものの、体育の授業や日頃の活動量を考えれば、正直こちらが勝てるとは思っていませんでした。それが1ヶ月間、遅いなりにも走り続けてきた結果として、こんな形で表れるとは思ってもみませんでした。娘には「お父さん本気出したら早いんだね」と言われ、少し照れくさいような、誇らしいような、不思議な気持ちになりました。
以前の記事にも書いた通り、私はもともとウォーキングを日常的に続けていました。それはそれで意味のある習慣だったと今でも思っています。ただ、この1ヶ月の変化を振り返ると、ウォーキングだけを続けていたら、たぶんここまでの実感には辿り着けなかっただろうと感じています。
「走る」という動作が体に与える刺激は、「歩く」とは質的に違う部分があるのだろうと思います。もちろんウォーキングを否定するつもりは全くありませんし、人によって合う運動は違うはずです。ただ自分の場合は、歩くだけでは超えられなかった一線を、ゆっくりとはいえ「走る」ことで超えられたのかもしれない、そんなふうに感じています。
ここまで良い変化ばかり書いてきましたが、正直に言うと「これは本当にスロージョグの効果なのか」という疑いも、自分の中に残っています。1ヶ月という期間は季節の変わり目とも重なっていましたし、たまたま仕事の負荷が軽い時期だったという可能性もゼロではありません。プラセボ的に「走っているから調子がいいはずだ」と思い込んでいるだけかもしれない、という視点は常に持っておきたいと思っています。
ただ、それでも実際に娘に1.5kmで勝てたという事実だけは、思い込みだけでは説明しにくいものだと感じています。理論や理屈がどうであれ、「現実にうまく機能しているかどうか」を基準に判断するなら、この1ヶ月の結果は続ける価値があったと言っていいのだろうと思います。効果の理由を完全に解明できなくても、生活の中で実際に役立っているなら、それで十分なのかもしれません。
とはいえ、これを誰にでも無条件におすすめできるとは思っていません。体調や年齢、生活リズムは人それぞれですし、合わない人ももちろんいるはずです。あくまで「自分にはこう機能した」という一つの報告として、読んでいただければと思っています。
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1ヶ月続けてみて、スロージョグは自分の生活にちょうどよく馴染む運動だったと感じています。もちろんこの先ずっと同じペースで続けられる保証はありませんし、体調や季節によって形は変わっていくのだろうと思います。
それでも、朝のだるさが取れて、日中も以前より軽く過ごせて、思いがけず娘に勝てるおまけまでついてきた。この1ヶ月の変化は、自分にとって小さくない発見でした。これからも、無理のない範囲で、笑われるくらいのスピードのまま続けていこうと思っています。
