部屋を片付けられない人のブログ

宮崎駿の「遺言」としての「君たちはどう生きるか」〜私の映画鑑賞記〜

このサイトはプロモーションを含んでいます。

先日、映画「君たちはどう生きるか」を観てきました。宮崎駿の新作とあって、期待値は非常に高かったのですが、さて、その実際はどうだったのでしょうか。

まず、映画全体としては、宮崎駿らしいエッセンスがたっぷりと織り込まれており、彼の過去の作品を知る者としては、その独特の世界観に浸ることができました。現実の世界とファンタジーの世界が交錯する物語は、シンプルながらも多くのメッセージが込められているのを感じることができました。

情報量が多く、細かい考察などはここではしませんが、個人的な感想としては、もう少し物語の鑑賞者を意識させるメタ構造を持たせるような構成でも良かったのでは、と思いました。タイトルにもなっている「君たちはどう生きるか」というフレーズは、物語の中心テーマとして機能していますが、少々抽象的に感じる部分も否めませんでした。

やはりこの映画は宮崎駿の「遺作」としての位置づけを受けるものなのかもしれません。彼の過去の作品や思想、生き様を通じて、私たち観客に問いかける、彼ならではの哲学やメッセージが散りばめられているのを感じることができました。
あれも言っておきたい、これも伝えておきたいという宮崎駿のエネルギーが詰め込まれているのでしょう。

この映画を観て、私自身、生き方や価値観について改めて考えるきっかけとなりました。映画とは、ただのエンタメだけではなく、人の心に問いかけ、時には考え方を変える力を持つもの。それを再認識させてくれる作品でした。

総じて、「君たちはどう生きるか」は、ただのアニメーション映画としてではなく、宮崎駿の集大成としての位置づけを考えると、非常に深く、多くのことを考えさせられる作品でした。もしまだ観ていない方がいれば、是非一度、その目で確かめてみてください。

この記事を書いた人
SNSでフォローする