人間が処理しきれる情報は限界に到達してるのではないでしょうか。
1990年代、パソコンが家庭に普及し始めた頃「情報化社会」という言葉が出てきましたが、それから早30年経過し、 当時は日本語のテキストを表示することすらようやくだったパソコンも、写真や動画はもとより、仮想空間でのコンテンツを日常的に制作してオンラインで共有するような時代になってきました。
情報を取り扱うデバイスも、テレビからパソコン、そしてスマートフォンを経て、 VR ゴーグルなどが活用されようとしています。
その一方で当然ながら我々の脳が大きく進化しているわけではなく、それぞれの情報を受け取るだけでもいっぱいいっぱいな状況になっているのではと思います。
例えば、 SNS などを通じて、これまでは知ることができなかった(誇張された)知人や友人の姿や生活・イベントなどや、世界中のたくさんの人間から YouTube などの動画配信サイトで通信機能付きのカメラ(スマホのことです)からアップロードされる動画などの全容を個人レベルでは全容を把握することは不可能といえるでしょう。
インターネット黎明期からあふれる情報にアクセスするためにインターネット中毒という言葉が出てきましたが、これらがさらに悪化してスマホ疲れやSNS中毒。TIkTok中毒などの症状が出てしまうのだと思います。
また、映画などの映像作品も人が一生かかって見きれない分量どころか、新たにリリースされる作品を消費することすら難しいでしょう。
いわゆるファスト映画鑑賞が問題の俎上に上ってきた音がありますが、限られた時間で溢れ出てくるコンテンツを見ようと思うとファスト映画鑑賞をせざるを得ないというのが現実的なことなのだと思います。
今後このような溢れ出てくる情報にどのように対処していけばいいんでしょうか?