部屋を片付けられない人のブログ

48歳でロードスターNDを買った理由──「今」しかない選択と後悔で揺れる気持ち

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車を買うタイミングは、人それぞれの人生の状況によって大きく変わるもの。
私の場合、軽自動車の買い替えという選択肢が自然だったはずが、気づけばマツダ・ロードスターNDを選んでいました。

正直に言えば、経済性だけを考えるならば、軽自動車を買うのが圧倒的に正解でした。燃費も維持費も軽のほうが安いし、自営業という不安定な仕事をしている身としては、無難な選択をするべきだったのかもしれません。それでも私は、ロードスターを選びました。なぜなら、「今しかない」と思ったからです。

時間の価値が変わる年齢──「あとで」は来るのか?

40代後半になると、時間の価値が20代・30代の頃とは変わってきます。「あとで買おう」と思っても、その「あと」は本当に来るのか? 50代になった自分が、果たして同じ情熱でロードスターを欲しいと思うのか? そもそも、そのときにそれを買える状況にあるのか?

おそらく、どれも確証はないでしょう。

車は単なる移動手段ではなく、人生の楽しみの一つでもあると思っています。特にロードスターのような車は「走る楽しさ」そのものが価値です。もし、10年後に買える余裕ができたとしても、そのときに「買おう」と思えるかどうかは分かりません。体力的にも、気持ち的にも、そして経済的にも。

だからこそ、今ならまだ少し無理ができるこのタイミングで買うのが最適だったのです。
だからこそ、「今」買うことに価値があると考えました。

ローンを払い終わる50代半ば──不安と覚悟

ローンのことも考えました。もし今からローンを組めば、払い終わるのは50代半ば。収入が安定しない自営業の身としてはリスクのある決断だったかもしれません。それでも、この選択は自分にとって意味のあるものだったと思います。

ローンを組めば、支払いが終わるのは50代半ば。
自営業という不安定な状況を考えれば、大きなリスクです。

50代になってから、もしも経済的に安定していたとしても、「もういいか」と諦める可能性は高い。でも、今ならまだ夢を追う気持ちがある。まだ無理ができる。そして、少しでも「楽しい」と思えることを大切にしたい。

確かに、軽自動車の方が現実的な選択だったかもしれません。でも、「現実的」というのは、時として「妥協」と紙一重です。これまでの人生で、何かを妥協してきたことは少なくありません。でも、このロードスターだけは「妥協しない選択」をしたかった。

「もし仕事が減ったら?」
「大きな出費があったら?」

そんな不安が頭をよぎることもあります。

それでも、今このタイミングを逃せば、もう買うことはないかもしれない。
「無理ができる最後のチャンス」だからこそ、リスクを取る価値があると思いました。

後悔がないとは言えない、それでも選んだ道

自営業をしていると、未来の保証なんてどこにもありません。むしろ、大変になる可能性のほうが高いのかもしれない。けれども、だからといってすべてを「安全」に振ってしまうと、人生の楽しみはどんどん削られてしまいます。

私は、この先の人生がうまくいくか、大変になるかは分からないけれど、少しでも「やりたいことをやる」という選択をすることで、自分の生き方に納得したいと思いました。

「後悔はない」と言えば嘘になります。
時折、不安に襲われる夜もあります。

「本当にこれでよかったのか?」
「軽自動車を選んでいたら、気持ちはもっと楽だったのでは?」

そんな思いが浮かぶこともあります。
でも、ロードスターに乗ってエンジンをかけた瞬間、屋根を開けて風を感じた瞬間、その不安が少し遠のくのです。

後悔はあるかもしれない。
でも、それ以上に「この選択をした自分」を誇りに思いたい。

「好きなものを買う」ことの大切さ

ロードスターを買う決断をしたのは、単に「欲しかったから」ではありません。それは、今の自分にとって「必要なもの」だったからです。

好きなものを手に入れるというのは、単なる物欲ではなく、自分の人生をより豊かにするための投資だと思っています。特に、ロードスターのように「乗ることが楽しい」車は、毎日の生活の中で確実に楽しみを与えてくれる。

ロードスターに乗るたびに、「これを選んでよかった」と思える瞬間がある。そういう時間こそが、これからの人生において、何よりの財産になるのではないかと思っています。

「選ばなかった未来」と向き合う

何かを選ぶとき、必ず「選ばなかった未来」が頭をよぎります。
もし軽自動車を選んでいたら、毎月の支払いは楽だったでしょう。
でも、その未来の自分は、本当に満足していただろうか?

「50代になったら買おう」と思っていても、
実際にその時が来たら、「もういいか」と諦めていたかもしれない。

ならば、少し無理をしてでも「欲しいものを手に入れた今の自分」を選んだことは、間違いではないはず。

不安とワクワクの間で、それでも前に進む

人生には絶対の正解はない。
どの選択をしても、後悔や不安はつきまとうもの。

それでも、「好きなものを手に入れた自分」を肯定できるかどうか。
その選択を「納得できる後悔」にできるかどうか。

ロードスターに乗るたびに、「買ってよかった」と思う瞬間がある。
そして、その時間こそが、これからの人生にとって何よりの財産になると思っています。

たとえ不安があっても、後悔があったとしても、この選択を大切にしながら、ロードスターと共にこれからの人生を走り続けたいと思います。

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