五十肩(肩関節周囲炎)は、一度なると厄介ですよね。
しかも、一方の肩が落ち着いたと思ったら、今度は反対の肩が…!
私の場合、一昨年から昨年は右肩、昨年から今年は左肩と、まるでリレーのように痛みが移ってきました。
五十肩は「片方だけで済む」と思っていたのに、まさか両肩とも経験するとは…。
正直、もう勘弁してほしいと思いました。
そんな中で、昨年医者から処方された「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が効いたこと、そして今年試した「葛根湯」も意外に効果があった話を、同じように五十肩で悩む方へシェアしたいと思います。
最初に右肩に違和感を覚えたのは、一昨年のこと。
「なんか腕が上がりにくいな…」と思っていたら、徐々に痛みが増し、ついには夜も眠れないほどに。
そこから整形外科でリハビリを受け、ストレッチを続け、ようやく右肩の痛みが落ち着いたのが昨年。
「やっと解放された…!」と安堵したのも束の間、
今度は左肩に違和感が出始めました。
「え、ちょっと待って…。また⁉」
調べてみると、五十肩は片方が治ると、数年以内に反対側が発症することが多いらしいんです。
まるで「次は俺の番だな」と言わんばかりに、左肩が痛み出しました。
昨年、左肩の五十肩が始まったとき、整形外科を受診。
そこで処方されたのが**「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」**でした。
「芍薬甘草湯って、こむら返りとか足のつりに使う漢方じゃなかったっけ?」と思ったのですが、
医者曰く、これは「急な痛みや筋肉のこわばり」にも効くらしい。
実際に飲んでみたところ、
**数十分で「肩のこわばりが少し軽くなった」**と感じました。
「え、こんなにすぐ効くの⁉」と驚いたほど。
芍薬甘草湯には、主に**芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)**という生薬が含まれています。
これらの作用で、五十肩の筋肉のこわばりや痛みが緩和されたようです。
ただ、即効性がある分、長期的な改善には向いていないため、ストレッチやリハビリと併用するのがベストとのことでした。
そして今年。
左肩の痛みが慢性期に入り、「こわばりや重だるさ」が続くようになりました。
病院に行こうと思ったら、予約がいっぱいで3日待ち。
「このまま3日間、肩と背中がガチガチのままなのはツライ…」
そんな時、ふと思い出したのが、**AIに勧められた「葛根湯」**でした。
葛根湯といえば風邪のイメージが強いですが、実は血行を促し、筋肉のこわばりを緩める効果もあるとのこと。
試しに飲んでみると、
数時間後、「あれ?肩がちょっと軽い?」と感じるほどの効果が。
もちろん劇的に治るわけではないですが、肩周りの筋肉が少しほぐれたような感覚がありました。
芍薬甘草湯 | 葛根湯 | |
---|---|---|
作用 | 急な痛みや筋肉のけいれんを和らげる | 血流を改善し、筋肉のこわばりをほぐす |
即効性 | 早い(数十分で効果を感じることも) | 比較的ゆるやか(じんわり効く) |
五十肩への効果 | 急性期の痛みに良い | 慢性期のこわばりに良い |
使い分けの目安 | 痛みが強いとき(急に痛くなったとき) | 肩が固まって動きにくいとき |
私の場合、五十肩の急性期には芍薬甘草湯、慢性期には葛根湯が合っていたように思います。
五十肩は放っておくと、肩が固まってしまうこともあるので、痛みが落ち着いてきたら、少しずつ動かすことが大事と実感しました。
一度五十肩になると、反対側の肩にも起こる可能性があることを身をもって体験しました…。
でも、芍薬甘草湯と葛根湯を使い分けたことで、思ったよりも乗り切るのがラクになったのは大きな発見でした。
五十肩の痛みやこわばりで悩んでいる方、もし病院の予約待ちで辛いときは、漢方も選択肢の一つとして試してみるのもいいかもしれませんね。
五十肩は時間はかかるけれど、必ず良くなると信じて、ゆっくりケアしていきましょう!