鳥羽水族館行ったついでに伊勢神宮へ参拝してきました。これは私にとっては特別な思いを感じさせるものでした。なぜなら、実は18年前に妻と二人で伊勢神宮を訪れていたからです。その時の記憶は、私たち二人にとって大切な思い出の一つです。
しかし、今回訪れた伊勢神宮は、記憶の中にある景色とはどこか違って見えました。再訪だというのに、すべてが新鮮で、まるで初めて訪れたかのような感覚に囚われました。この不思議な感覚を抱きながら、私たちは神聖なる場所を参拝しました。
訪問後、この違和感の理由を調べてみると、伊勢神宮には外宮(げくう)と内宮(ないくう)が存在し、それぞれ異なる神様が祀られていることを知りました。18年前に私たちが参拝したのは外宮で、今回訪れたのは内宮だったのです。外宮を先に参拝し、その後内宮を訪れるのが正しい参拝の仕方とされていますが、私たちは無意識のうちにこれを守っていたことになります。
この発見は、私たちにとって18年ぶりの伏線回収のような感覚をもたらしました。時間を超えて再びこの神聖な場所を訪れ、人生の新たな章を家族と共に歩み始める機会を得たことに、深い意味を感じずにはいられませんでした。
伊勢神宮再訪は、単なる家族旅行以上のものでした。18年前と今、そして外宮と内宮という異なる時間と空間を経験することで、私たちは自身の歩んできた道とこれからの人生を見つめ直す機会を得ました。伊勢神宮での体験は、私たち家族にとって、記憶と新たな発見が交錯するかけがえのない時間となりました。