こんにちは!今回は1年10ヶ月ぶりに「ビワイチ(北湖)」に挑戦し、これまでの自分を超える体験をしてきました。前回は一泊二日で走破したこの道のりを、今回は1日で、しかも9時間40分というタイムで走り切ることができました。五十肩という辛い経験を経ての復活劇であり、自分にとって忘れられない挑戦となりました。
五十肩という病気を知った時、正直驚きました。肩を上げるたびに激痛が走り、自転車どころか日常生活にも支障をきたす状態でした。医師からは「回復には時間がかかる」と告げられ、焦る気持ちを抑える日々でした。
そんな中でも、少しでも動ける範囲を広げるため、ストレッチやリハビリを地道に続けました。最初はわずかな動きでも痛みが伴いましたが、数ヶ月の努力を重ねるうちに徐々に可動域が広がり、自転車にまたがる日を夢見られるようになったのです。
ビワイチは、以前挑戦した時は一泊二日でした。途中で宿泊しながら余裕を持って進むプランでしたが、今回は1日で走り切ることを目標に設定しました。1日で走破するには、それなりのペース配分と体力が必要です。久しぶりの挑戦ということもあり、当日の朝は不安と緊張が入り混じった状態でした。
スタート地点に立った時、琵琶湖の静かな水面と朝日が迎えてくれました。ペダルを漕ぎ出すと、久しぶりの感覚が蘇り、「これが自分の求めていたものだ」と感じました。最初の1時間は気持ちよく進むことができ、順調な滑り出しでした。
中盤に差し掛かると、湖岸特有の向かい風に苦しむ時間が訪れました。また、長時間のライドの中で肩や背中に負担がかかり、痛みが出始めることも。ここでペースを無理に上げず、一定のリズムで走ることを意識しました。途中の休憩ポイントでエネルギーを補給し、気持ちを整えることで再び力を取り戻しました。
最後の30kmは、自分との戦いでした。疲労がピークに達しつつも、「前回は一泊二日で走ったんだから、今回は日帰りで達成したい」という思いが足を動かし続けてくれました。一つひとつ距離を刻むように進み、ゴールが近づくにつれて達成感が高まっていきました。
ゴール地点にたどり着いた瞬間、時計を確認すると9時間40分という記録でした。前回の一泊二日のペースを考えると、1日で走破できたこと自体が信じられないような感覚でした。このタイムは決して早くはありませんが、自分にとっては大きな挑戦の成功であり、何より五十肩からの復活を象徴する出来事となりました。
今回の挑戦を通して、多くのことを学びました。
今回の挑戦を成功させたことで、さらに遠く、さらなる高みを目指したいという気持ちが芽生えました。次はもう少し早いペースで走ること、または別のロングライドイベントへの参加など、新たな目標を掲げていこうと思います。
ビワイチは、一歩ずつ前に進むことで、誰でも挑戦できる魅力的なコースです。皆さんもぜひ、自分のペースで挑んでみてください!