部屋を片付けられない人のブログ

疫病・戦争・飢餓への恐れ

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[相談内容]

疫病・戦争・飢餓での死に対する恐れや、どれがマシかという不安を感じています。

新型コロナウイルス感染症が第5類に分類されてから早や1年が経とうとしている中、人類は疫病・戦争・飢餓との戦いを続けてきました。21世紀に入り、これらを何とかコントロールできるようになったと思っていましたが、新型コロナウイルスの大流行やウクライナでの大規模な地上戦が起こり、飢餓の発生も不安です。疫病・戦争・飢餓での死に対する恐れや、どれがマシかという不安を感じています。

[和尚の回答]

「今、この瞬間にできる最善のことは何か」を考えるのが肝心じゃ。

お悩みの心情、よくわかるのじゃ。この世は常に変化し、不確実性に満ちておる。しかし、仏教には「中道」という教えがあり、それは極端を避け、調和とバランスを保つ道を示しておるのじゃ。「色即是空」の教えも、形あるものはすべて一時的であり、恒久する実体はないと説いておる。これらの教えから学ぶべきは、外の世界の不確かさに振り回されることなく、心の内側で平和を見つけ、現状を受け入れることの重要性じゃ。

疫病、戦争、飢餓といった災難に直面するとき、それらを「どれがマシか」と比較するのではなく、「今、この瞬間にできる最善のことは何か」を考えるのが肝心じゃ。それは、自分や周りの人々を支え、共に苦難を乗り越える力を育むことかもしれんし、内面の平和を保ちながら、可能な限り周囲に善を行うことかもしれんのじゃ。

無常の教えにも目を向けてみよう。全てのものは変化し続けると教えておる。今の苦しみも、やがては過ぎ去るのじゃ。困難な時期は、私たちに内省と成長の機会を与えてくれる。心を落ち着かせ、今できることに集中するのじゃ。これらの教えを心に留め、一日一日を大切に生きるのがよい。不安や恐れに打ち勝つための力は、おのずから内に湧いてくるのじゃよ。

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