猫ミームの流行と収益化についての悩み　〜オワコン化の時に〜

［相談内容］

YouTubeをはじめとする各所で猫ミームが流行っており、正直言ってもうお腹いっぱいです。スーパーマーケットでさえ猫ミームの音楽がかかっており、多少うんざりしています。何でもかんでも猫ミームにする風潮が早く終わらないかと思っています。また、その音楽が頭から離れず、イヤーワームとなって困っています。

そんな中でもその　に乗って何らかの形で収益化して一儲けできないかという思いと、既にその機会を逃してしまっているのではないか、または今更乗っかっても収益化するのは遅いのではないかという不安に苛まれています。

このような矛盾する感情に悩まされており、どのように対処すれば良いのかわかりません。

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［和尚の回答］

猫ミームの流行に心を乱されておるようじゃな。世の中には流行り廃りがつきもので、人々が何かに夢中になるのも自然なことじゃ。しかしながら、それによって心穏やかでなくなるのは避けたいところじゃな。

仏教の教えには、「離煩悩」という言葉がある。これは、煩悩、すなわち迷いや苦しみから離れることを意味する。猫ミームに象徴されるような世間の流行に一喜一憂せず、自らの内面に目を向け、心の平静を保つことが大切じゃ。

音楽が頭から離れないとのことじゃが、これも一時的なもの。静かな環境で深呼吸をし、心を落ち着かせる瞑想を試してみるのはどうじゃろう。瞑想は心を静め、一時的な世間の騒ぎから離れる手助けとなるじゃろう。

流行り廃りは時の流れに委ね、自分自身の心の平和を最優先に考えることじゃ。猫ミームも、いずれは新たな流行に置き換えられ、人々の記憶から薄れていく。その時まで、心の中に静けさを見つけ、自己の内面に耳を傾けることが大切じゃ。

煩悩に惑わされず、心穏やかに過ごすことができるよう願っておる。

また、流行に乗るか乗らざるか、それは人生の小さな選択の一つに過ぎぬが、その選択は収益化を考えておるお前さんにとって大きな意味を持つようじゃ。

仏教では、「無常」という教えがある。すべてのものは常に変化し続けるというこの教えは、流行り廃りもまた同様に無常の一例と言える。今、猫ミームが流行っているが、やがてその人気も変わるかもしれぬ。だからといって、今この瞬間の選択が無意味であるわけではない。大切なのは、その選択がお前さん自身の心にとってどのような意味を持つかじゃ。

機会損失を恐れる心は、将来への不確実性に対する恐怖から生じる。しかし、「正しい見識（サンマ・ディッティ）」を持つことで、この恐怖を乗り越えることができる。今の状況を正しく理解し、自分の価値観や目的に基づいて行動することが、心の平和へと繋がるのじゃ。

流行に乗ることで一時的な利益を得ることは可能かもしれぬが、それが自分の本当の幸せや満足に繋がるかどうかは別の問題じゃ。自分の内なる声に耳を傾け、何が本当に大切かを見極めることが、最終的には最も価値のある選択となる。

今更乗っかることに対する不安も理解するが、時には遅れて参加することが新たな視点や価値を生み出すこともある。過去に囚われず、未来に恐れず、今この瞬間に最善を尽くす心がけが、結果的に最大の「一儲け」に繋がるのかもしれぬぞ。